メンター(指導者)、塾やコミュニティは必要か

2020年8月14日

最近は、投資の世界でもビジネススクール、投資塾、LINEやチャットワークなどを使ったコミュニティが多くみられます。

こうした塾やコミュニティを利用したほうがよいかどうかについては個人差があると思いますが、私なりの考えを述べさせていただきます。

相性の合うメンターを探すのは難しいが学びにはなる

まず、私は大学生のころから小中学生を対象に塾講師を30年以上やってきています。

塾講師にもいろいろなタイプがいますが、投資関係となると非常に個性的な人が多いようです。

特に、自分ひとりの力で成功してきた人は、自分のやり方や考え方に自信をもっているため、他人の意見を聞いたりする寛容性が乏しいように思えます。

私も数人のメンターやに所属したことがありますが、自分に合わなくて1~2カ月くらいでやめています。

 

それでもメンターから学ぶことは多いですので、まったく無駄になることはありません。

メンターを選ぶ際には、その方のブログなりSNSの記事をよく読んで納得できるかどうか事前に調べること、そしてそのメンターと直接やり取りをして相性が合うかどうかを判断することが重要です。

また、一人のメンターにのみ師事せずに複数のメンターの師事しても、自分のレベルに合わせてメンターを変えるのもよいと思います。

 

塾やコミュニティに参加するとよいか

成功したときに誰かに褒めてもらい、失敗したときに誰かに厳しくしかってもらったほうが良いという人は参加したほういがよいかもしれません。

塾やコミュニティも、メンバー同士で叱咤激励がされれば刺激があってよいと思います。

しかし、メンターとメンバーの1対1の関係が多数あるだけで、メンバー同士のやり取りが少ないところは塾やコミュニティの意味がないです。

また、過剰にメンバーを褒めるようなノリノリなムードのや、下手なもの同士が慰め合って傷の舐め合いをするだけでは個人の成長は望めないでしょう。

 

私たちが現在やっているのはファンドのような機関投資ではなく個人投資です。

個人投資である以上は、瞬時の判断は私自身がするのであり他人の意見を聞いたりするものではないので、すべて自己責任の原則が貫かれています。

そういう意味では投資は孤独との闘いです。

私は、やはり失敗した原因を自分で突き止められなければ投資の世界では生き残っていけないと思います。

ですから、安直に塾やコミュニティに頼る考え方は改めるべきです。